鎌倉時代から室町時代に掛けて活躍された「夢窓国師」さんから「夢窓」の名前を頂きました。
寺社における庭園技術の先駆者としての功名さは、もう有名なところでありますが、
その徳の高さ故に、足利氏からお抱えの地位を与えられたにも関らず、
「自らの使命は、一人でも多くの人を仏の道に導くことだ」とおっしゃり、生涯を無欲な説法者として通し、
日本中を廻られたというのは、余り知られてないことかもしれません。
私が作家に成ろうと思った初心を生涯忘れないようにと、この名前を拝借したと言えば、
「それはまたすごい名前を付けてしまったものだね」というお言葉が、返ってくるかもしれません。
そして「万華」は、一つの表現、一つの見方、一つのジャンル、そういったものに拘ることなく、
あらゆる表現、あらゆる考え、あらゆるジャンル、に挑戦していきたいという思いから付けました。
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